NISSAN FAIRLADY Z ROADSTER   <Part.4>

2004年3月16日(火)
写真 説明
作り直したドアヒンジを取り付けます。

この時にわかったのですが、同じ間隔のドアヒンジなのにP席のドアが外に飛び出るのは何故かなと調べたら、左右で内装バスタブとの距離が0.5mmほど異なっている事が判明。

写真の白いプラ板を剥がしてP席側を0.5mm外に出すように修正しました。

これで、左右とも、ドアの収まりがよくなりました。
ドアヒンジの接着が完全に固着するまで、ドアにはテープを貼っておきます。

一度、雰囲気とバランスを見るために、ロールバーとシートを置いて見ます。

少しオーバースケール気味かなと思うところもありますが、まぁまぁバランスはいいようです。
シートをアンクルトムさんからいただいた、ネットシートを置いてみました。

こちらの方が映えそうですが、最終的にどちらを使うかはこれから決めます。
次は細かい部分の作りこみ。

ストップランプは1mmプラ板2枚を重ねて削りだします。

下のパーツは、バルジとドアの間の部分。
シートベルトのアンカーが付くところですね。

最終的にはパテで造形します。
で、それらを取り付けるとこんな感じになります。

ストップランプは、リュータでレンズ部分を彫り下げてあります。
レンズをどうするかはもっとあとで考えます。
ドアのヒンジが固着したようですので、開閉や隙間を確認します。

まずP席ドア。
閉まった状態はまぁまぁいい感じでおさまっています。
おそるおそる開けてみると、難なく干渉もせずに開きます。

しかも、今回は1mm穴に1mm真鍮線、ヒンジ位置もドア側とボディ側をきちんと計算して作りましたので、がたつきもなく適度な重さで開閉します。

これならばOKです。
次はD席。

こちらは、やや前の方が狭いかなと思いますが、おかしいというほどではありません。

こちらも閉まっている状態はOKとします。
前の隙間が狭いのに、こちらも干渉なくきれいに開きます。

これで、ドアヒンジは完全にOKですので、真鍮線を抜いてドアをはずしておきます。

さていよいよ、造形の最終段階である、ドア周りの構造部の造形に入ります。

ドアロックもどうするか頭に絵はあるのですが、うまく作れます事やら・・・。

あと一息で塗装と普段同様の下回りの製作に入れます。

2004年3月17日(水)
写真 説明
まずドア周りの構造部をボディ側から作っていきます。

こんどは、0.5mm厚のプラ板のお世話になります。
裏から紙を当てて形状の型紙を作って、それでプラ板を切り出します。

まず一枚目がこういうものです。
上のプラ板をボディに取り付けるとこうなります。

さらにもう1ステップの段差がありますので、今度はその形を同じく0.5mm厚のプラ板から切り出します。
それをボディに取り付けるとこんな感じになります。

カタログとニューモデル速報を見て、適当にそれらしくカーブを付けたりして接着剤塗りたくりで現物あわせして取り付けます。

一部瞬間接着剤も使いますが、普通の民やセメントでもすぐに固着しますし、多少の位置あわせの時間があるので、タミヤセメントを多用しています。
出来上がった段差にポリパテを充填していき、それらしい形状になるように盛ります。

あとで整形しますので、足りなくならないように多めに盛り付けておきます。

ついでに、バルジの取り付け部分、内装のコンソールと自作部分のつなぎ目など、必要なところにも盛っておきます。

ポリパテは匂いがきつくていけませんね。

あとはドライブースで一晩乾燥させて整形し、座やドアキャッチなどを表現する事にします。

2004年3月18日(木)
写真 説明
今日は少し疲れが出ていて、作業はあまりできませんでした。

昨日盛ったポリパテのドア周りを整形したのみです。
こんな感じになりますが、ボディの色、ポリパテの色、プラ板の色とかわっていますので、まだ形状の雰囲気はわからないかも知れませんね。

そろそろサーフェサーを吹くことができる時がちかづいてきました。
そうすると、良いところ、悪いところが良くわかると思います。
反対側(P席側)の写真もご参考までに掲載しておきます。

バルジの部分、コンソールの部分の整形はまだ残っていますが・・・。

とにかく早く完成させないと、静岡までにはもう時間がありません。
まだまだ製作しないといけないものがあるんですよね。

2004年3月19日(金)
写真 説明
今日も時間があまりとれませんでした。

サーフェサーを吹いてからと思っていたスジ彫りを先に済ませておきます。

同縮尺の写真を切り出したものを型紙に、千枚通しでスジを付けて、その上からデザインナイフで軽くラインを入れていき、最後にPカッターで整えます。
これがPカッターをあてた状態。

下がパテの部分とプラの部分があるので、同じ力具合だと深さが異なってしまうので、それだけは要注意です。

少しよたった感じもしますが、うまく仕上げてなんとかすっきりと見えるようになりました・・・か?
次は、バルジの付近のスジ彫り。

ここは、デザインナイフを斜めに線の太さで切り込んで、V字カットする要領でおこないます。

あまり見えなくなる部分でもありますが、雰囲気としては大切な部分です。

右のバルジの中が左より少し中に入り込んでしまったのが気にいりませんが、さすがにここまできて作り直す気力はありません。
ドアまわりも最後の仕上げ。

#400のペーパーとデザインナイフで平滑かつなめらかな面になるようにします。

ボディはこれであと少しで完成です。
(塗装前の工作がね。)