ARISTO V300 VERTEX EDITION   <Part.1>


写真 説明
キットの紹介
キットは、
アオシマ
THE BEST CAR GT シリーズNo50
ARISTO V300 VERTEX EDITION
スケール:1/24
価格:1500円
です。
ボディはホワイトで成形。

実車の雰囲気をなかなかよくつかんでいますが、フロントのブリスタフェンダーが左右張り出しに差があるのが少し気になります。
シャシーと下回り部品とクリアパーツです。
特に困ったな〜というようなパーツはなさそうです。

メッキシール、トヨタマークのメタルシールも入っています。
内装部品です。

少し型の荒さが出ているようですが、あまり簡略化されているという感じは無くて、好感がもてます。
組み立て説明書。

とりあえず作業前には、すべて目を通しておきましょう。

以上がキット内容の紹介です。
さて、製作過程にはいりますが、内容は「今日の製作デスク!」
(旧「こちら、製作デスク!)に掲載したものを加筆、修正したものとなっています。

〜2002年3月3日(日)
写真 説明
昨年末に入院した時にボディの整形をしていたものが、ようやくここまで来ております。
(遅いって?(^_^;))
手順は、いつものとおり、室内を塗装したあとマスキングを施して外装色を吹きつけました。
ボディカラーは迷いに迷った末、6Q7のダークグリーンマイカです。
なかなか色が安定しなくて、結構何度も吹きつけてありますが、塗膜は厚くならないように気をつけて行ないました。
後ろから見たところ。

次の工程は、窓回りのブラック塗装を行います。
いつもなら、クリア、研ぎ出しの後に塗りますが、アリストの場合、光沢有りのブラックなので、クリア塗装前に塗っておきます。
忘れずに、リアスポイラ、ドアミラーも同じ色調になるように塗装をしてあります。
シャシーです。

それほど塗装も含めて難しいところはないのですが、ホイールとブレーキディスクの間にポリキャップを入れて接着し、そのポリキャップにサスペンション側のピンを差しこんでタイヤを取り付けるのですが、これがグラグラで心もとないですね。少し力を入れると、ホイールとブレーキディスクがとれてしまいそうです。
ホイールはメッキキラキラですが、これは実車もそうですので、とくにキラキラをおさえることはしていません。
これはなんでしょうか?

そう、シートベルトのバックルです。
プラ角棒と洋白線で作って見ました。
オーバースケールのような気もしますが、一度取りつけてみて試行錯誤で簡単な方法を模索するつもりです。
うまくいけば、今後のWarachanの作品の標準仕様にしようかと思っています。

2002年3月5日(火)
写真 説明
今日はインパネとボディとナンバープレートのデカールを貼りました。
インパネ、ナンバープレートはまったく問題ないですが、ボディサイドのヴェルテックスエディションのデカールは位置合わせが難しいですね。
カタログのサイド写真を見ながら、このあたりかとあわせて、さらに両サイドでバランスをとりながらの作業でした。
なお、写真のボディをのせている台ですが、これはマッハ模型製のHO・Nゲージの車輛修理台です。カーモデル製作でもピッタリで重宝しています。
この台も、そのうちに「Warachan愛用の道具」に掲載しますね。

2002年3月8日(金)
写真 説明
今日は奥様が風邪でダウンなので、模型どころではないのですが、とにかく完成に向けて急がなくてはいけませんので、合間をみてクリアを吹き付けました。
クリアの希釈は長年やっていても一度でバシッと決まらないのですが、今日は一発!最初からいいツヤがでています。ただ、こういう時は乾燥に時間がかかるので、さわるのは要注意ですね。
あとで研ぎ出しに苦労をしても、柚子肌の方が乾燥が速くて扱いんですけどね。
あと気になるのは、スジの部分のグリーンがクリアで流れたのか少し色が薄くなってしまっています。でも、スミ入れでなんとか出来そうなので気にしないで進めましょう。
内装も製作を進めます。

先日試しに作ったシートベルトのバックルを取り付けてみました。まぁまぁサイズも適切でいい感じになります。
今回はステーを0.3mm洋白線を使いましたが、0.5mmの方がしっかりしていて実感も損なわずに良さそうです。

ここまでやると「なぜシートベルトがないの?」という声も聞えてきそうですが今回は聞く耳持たぬで進めます。(^_^;)
内装色はヴェルテックスエディションの本皮仕様なので、ブラックとしましたが、ブラックは皮っぽく見えませんね。
もう少し、ブラッシングなどで表情をつけてみるつもりではあります。

2002年3月9日(土)
写真 説明
昨日の夜、寝る前にクリアがどのくらい乾燥しているかをチェックしていたら、なんと!なんと!リアまわりに何かでこすったあとが・・・。(T_T)
せっかくきれいにクリア塗装ができたと思っていたのに、いっぺんに力が抜けてしまいました。気を取り直して、補修です。近くにあった布でこすったらしく、クリアが拭き取られて一部では下地が見えています。場所は、写真の三ケ所です。その部分を平滑にするために#1000〜#2000のペーパーをかけます。平滑になったら、少し濃い目のダークグリーンマイカを軽くレバーと引いて戻す感じの「シュッシュッ」といったやり方で補修ヶ所に吹き付けます。しっかり色がのった塗装をしていれば一部を厚塗りしても色具合はかわりませんので、下地が隠れるまでシュッシュッと根気良く吹き付けます。部分的な「シュッシュッ」なのでマスキングはしていません。
「シュッシュッ」を何度も繰り返し、乾燥したらペーパーで平滑さを整え、また、「シュッシュッ」を繰り返しという作業を行なうこと3回ほど行ないました。「シュッシュッ」という吹き付け方なら乾燥は速いので、吹き付けて2時間ほどしたらクリアを吹き付けます。せっかく全体に程よいツヤが出ていましたが、クリアは部分的に吹くと曇りができるので(研ぎ出しで直りはしますが・・・)もう一度全体に吹きつけます。あまり塗膜が厚くなるのは好まないのですが、今回は仕方ありません。
左の写真が補修後です。
バンパーにまだ少しキズが残っていますが、研ぎ出しで隠せる気もしますので、これで良しとします。こういう遠回りは疲れます。
ボディの補修塗装の乾燥の間に、内装を組み上げます。

ハザードランプスイッチにレッドをいれたり、シフトレバー・ドアノブにメタリックを貼ったり、ステアリングにデカール貼ったり、シフト文字を入れたり(色合いだけ)とかいった細部化粧をしてから組み上げます。
なかなか良い雰囲気はみせていますが、空調ルーバーはちょっといただけないモールドですね。
ルーバー部分を抜いて、プラ板をずらして貼り合わせたものを付けるといったことをすればもっと実感的になるでしょう。