模型作り、特にカーモデルの製作のキーは塗装です。 天候や時間に関係なく自分のペースで塗装がきれいにできる環境があるかないかで、製作のペースはまったく違ってきます。 ここでは、warachanの塗装ブースをご紹介します。 |
写真 | 説明 |
これが建て替え前の作業場の塗装ブースです。 窓を開けて、窓のレールにはめ込むタイプになっています。 もちろん、換気扇以外は全部自作です。 この塗装ブースの欠点は、常設しておくためには、常に窓が半開きになってしまうという点です。 部屋が二階であることと、ホームセンターで買った半開きの窓用ストッパーを使っていることで、なんとか常設していましたが、新しい家の作業場は一階なので、このタイプは防犯上問題が出るということで、今度は壁に固定する方法にします。 |
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新しい作業場の塗装ブース製作に向けて、まず新しい換気扇を買ってきました。 本当は電動式のが欲しかったのですが、一般にはあまり売られていないのと、高価になるだろうということで、普通の手動式のにしました。 機種は、ホームセンターで一番安いものを選びました。 サンヨーの20cm換気扇で、型番EK-200Fというやつです。値段は2300円くらいだったと思います。 換気扇自体はこんなもので充分です。 |
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新しい家の作業場のレイアウトから考えて決めた換気扇の取り付け場所に、EK-200Fの指定にあった木枠を取り付けてもらいます。 この時点では、まだ外壁までくりぬいてはいません。 換気扇用のコンセントも下に確保しましたが、写真の位置ではブースと干渉してしまうので、最終的には少し下に位置を変更しました。 |
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外壁までくりぬいたところです。 壁紙も貼ってありますし、外側のフードも取り付けられています。 上の写真での木枠に加えて、壁の厚さ分の木枠が追加されています。 このあたりの作業はすべて家の建築のプランに当初より織り込み済みなので、住宅会社がすべてやってくれました。 |
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外から見たところです。 このフードは住宅会社に任せましたが、通常のキッチンにつける金属製の良いものを取り付けてくれました。 熱風がはいると自動的に閉じられる機構もついていますが、塗装に使うだけですので、ちょっと過剰設備ではあります。 |
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さて、ここからは自分での作業になります。 まず、内側は塗料がつきますので、その保護と見た目の良さを兼ねて内側に木目調のベニア板をはります。 固定は真鍮クギを使いました。 とりあえず、これで換気扇取り付けの壁側の作業は完了です。 |
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次に塗装の囲いの取り付けの枠を作りますが、これは新たに作るのではなく、今までの塗装ブースから流用することにします。 写真が今まで使っていた塗装ブースです。 これを窓にはめ込んで使っていたわけです。 これはフードもベニア板で自分で作った、結構な力作です。 |
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今までの塗装ブースを室内側から見るとこんな感じです。 換気扇を取り外して、その回りの木枠(塗装のための囲いの固定枠)のみ流用します。 |
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バラバラにしたところです。 簡単に言っていますが、クギと木工用ボンドで製作されていたので、結構大変な作業でした。 一番奥に置いてある枠のみ使用します。 |
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これが、再利用する枠です。 この枠に、塗装の囲いが取りつけられます。 |
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右がその枠の裏側ですがクギや木工用ボンドの跡で汚なくて、このままだと壁紙を痛めてしまいますので、同じ大きさの木目ベニア板を作り、これを壁紙側に当たるようにします。 | |
枠とそのベニア板を合わせたところです。 これを、換気扇で壁との間にはさみこみます。 |
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上の写真の枠を換気扇で挟み込んで取りつけたところです。 換気扇の取りつけは所定の二本のネジのみで充分です。 電源コード、スイッチのヒモもきちんと収まりました。 |
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換気扇のカバーを取りつけます。 これでだいぶ雰囲気が良くなってきました。 |
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さらに、今回は付属のフィルターも使うことにします。 ひょっとして邪魔になるだけかも知れませんが、とりあえず使う方向で取り付けておくことにします。 |
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塗装の囲いも今まで使っていたものを使います。 仮に取り付けてみます。 もともと両方使っていたものなので、当然ながらピタッと合います。 |
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枠と囲いの取りつけは蝶ネジを使います。 枠の方に写真のようにツメ付きナットが取りつけてあります。 |
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そのナットに、囲いを介して写真の蝶ネジを使って固定します。 |
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こんな感じになります。 |
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すべて蝶ネジで固定し、中に発泡スチロールをおけば完成です。 囲いの正面には透明ビニールシートが取りつけられていますので、乾燥時にはそれをたらしておくとホコリもガードできます。 以上、ご参考になりましたでしょうか? |