NISSAN SKYLINE COUPE 350GT   <Part.2>

2004年1月13日(火)
写真 説明
今日、ボディの塗装を、と昨日書きましたが、車内の塗装をしてからだと言う事を忘れていました。

天井はグレーですので、Mr.カラーの#315を吹き付けておきます。

毎度毎度の製作のやり方なので、このあたりは見ていてもあまり面白くないでしょうね。
車内の塗装の乾燥はマスキングをするので丸一日はあけたいので、その間にシャシーの製作を進めます。

まず、これもいつものように展示ケースへの取り付け穴をあけます。
このシャシーはそんなにウソっぽいものではありませんが、けっこう簡素化されていますので、取り付けネジの場所を探すのは全然難しくありません。

ただ、ナットを埋め込むところは、リュータで平面を出しておきます。
位置が決まって平面を出せば、ナットをエポキシパテで固定します。

買い置きしてあった「タミヤ・エポキシ造形パテ(速硬化タイプ)というものを使っていますが、このパテはプラへの食いつきが悪く、ちょいとイライラします。
硬化し始めるといいのですが・・・

今日は時間がなくて、ここまでで1時間ちょっとくらいです。

2004年1月14日(水)
写真 説明
これまたいつものやり方と同じです。

ボディの室内をマスキングします。
今回は、フチぎりぎりにうまくカットできました。
いよいよ本塗装です。

実車色のクリスタルブルーメタリックを吹き付けます。
どのカラーでもそうなんですが、実車塗料というのは、色合いが変化しなくなるまで吹き付けないと、色ムラになります。
特に濃い色は、そのムラが目立ちますので、しっかりとそういうところがないように吹き付けます。

写真は、ボンネットに埃が乗ってしまいましたのでそこをペーパーで平滑にしたところです。
塗装してから5分もたっていませんが、こういう事ができるくらいにすぐに乾燥しています。
同じようにドアミラーも塗って出来上がり。

なかなかいい色になりそうですが、少し塗料がブツになって飛んだ部分があり、気にはなりますが、あとはクリア層で仕上げる事にします。

今はツヤはまったくありませんが、これにクリアを塗って研ぎ出せばキラキラときれいな塗装になる予感がします。
ボディの塗装が終わったので、昨日ナットを取り付けたシャシーを艶消し黒に塗っておきます。

このキット、パーツは少なくていいのですが、その分このシャシーなどは、色を塗り分けなくてはいけないのが大変です。

見えないところとは言え、それなりの雰囲気には仕上げたいと思っていますから。

本日の作業時間は、1時間くらいですね。
ところで・・・
塗装が終わった後に、エアブラシの掃除を久しぶりにしたのですが、その時にニードルの先を曲げてしまいました。

机の上のガラス板と机の間に先が入り込んでいたのを知らずに、ひょいと持ち上げたら曲がっちゃいました。
写真下のニードルです。

予備のニードル(写真上)があったから良かったものの、こういうのは作業の遅れの致命傷になりますからね・・・。

また予備を補充しておかなくちゃ・・・。

2004年1月15日(木)
写真 説明
今日は時間がとれませんでした。

寝る前に足回りのパーツのパーティングライン取りと、ペーパーがけ。

これだけのパーツを行うのに1時間半以上かかっています。

見えないところだからパーティングラインなんてそのままでいいじゃないと思うでしょうが、こういうパーツでもそれをやるかやらないかで、本物っぽさが違うんですよね。

まぁ、どちらにせよ、一番面倒くさい作業ですけどね。

2004年1月16日(金)
写真 説明
内装も黒ですので、足回り部品と同じに塗装するために、内装パーツもパーティングラインを消して整形します。

RX-8とまったく違いますね。
これが同じメーカの製品とは思えないくらいに出来がいいです。

インパネは、少しペーパで形を整えないといけませんが、そんなに手を入れなくちゃという部分はありません。
シルバーを入れればそれなりに見えそうです。
半ツヤ黒塗装をまとめて行います。

爪楊枝、クリップ、角材と両面テープを駆使して、一番支持しやすいやり方で保持します。
半ツヤ黒を吹き付けた後のパーツです。

ほとんど乾燥してすぐに触れますが、次の作業中に乾燥機に入れて乾燥させておきます。
シャシーは良く見ると、昨日ボディ塗装をした後に艶消し黒を吹き付けたので、ボディ色のメタリック片が少し混じってキラキラしている部分がありますので、もう一度全体に艶消し黒を軽く吹き付けました。

その後、半ツヤ黒にしたい部分を残してマスキングします。

プロペラシャフトやデフも半ツヤ黒なのですが、その部分はマスキングが難しいので、後で筆で塗ります。
半ツヤ黒を吹き付けたあとです。
マスキングを剥がしたシャシー。

このあと、筆でシルバーと、半ツヤ黒の色差しを行います。

Warachanの場合、床面は艶消し黒をベースに本物っぽくなるように適当に色を入れている程度です。

そのまま一色だと不自然ですが、こうして少しずつ色を変えるとそれらしく見えるから不思議なものです。
ボディのクリア塗装に向けて、デカールを貼っておきます。
後部とナンバープレートですね。

後部はうまくいきましたが、ナンバープレートは片方が少しかけた部分ができましたので、同じような色で補修することにします。

写真で、色がムラっぽく見えますが、これは光の加減です。

本日はここまで。

時間としては、4時間くらいでしょうか・・・。

2004年1月18日(日)
写真 説明
昨日は忙しくて作業が出来ず、早く寝て今日は午前中に作業をと思っていたのですが、結局午後からしか作業はできませんでした。

とにかく時間が欲しいですね。

足回りを先に完成させておきます。
ディスクブレーキを塗装。
シャシーも排気管等を筆塗りで仕上げて、サスとタイヤを取り付けます。

簡素化されていますので、しっかりとした足回りです。
けっこう車高が低いのですね〜。

ホイールのタイヤは位置(ホイールとyタイヤの上下)を決めて取り付けます。
(ほとんど回りませんので)
ボディへのクリア塗装。

この前、大瓶のスーパークリアUを使って、マスキングテープに対する弱さを感じましたので、今回は今までどおり#155のスーパークリアに戻しました。

きれいに吹き付けられたのですが、恐れていた問題が出てきました。
部分的に本塗装のメタリックのアルミ片がたっているのですよね。

これはクリアを吹き付けないとなかなかわからないので辛いです。

本塗装の時にクリアを少し混ぜておけばこういう事は少ないのですが、今回、はっきり言って忘れました。(^_^;)

こういう部分の修正もおこないたいと思います。
最悪の場合、シンナー風呂行きとなります。
関係ないお話ですが、クリップにパーツをはさんで塗装をしていると、クリップに塗装がかかって、ある程度の厚さになると、こうしてペコッとはがれます。

こういうのってけっこう楽しくて、作業中にもかかわらず剥がすのに一生懸命になったりするのですが、皆さんはどうでしょうか。

2004年1月19日(月)
写真 説明
しょっぱなからピンボケですいません。

ボディ塗装の補修にはいります。
クリアを吹いたら本当にきれいなブルーメタなのですが、メタリック片がたってしまったりねてしまったりしているのが強調されて、ブルーっぽいところとシルバーっぽいところが出ていますので、補修します。

まずデカールの保護です。
マスキングゾルを面相筆でデカールの上に薄く塗ります。一度クリアを吹いているので、慎重にやればはがれる事はないという判断です。

下の写真が、塗装し直した後の写真。
ムラになっている部分だけでなく、結局全体に再度ブルーメタを吹き付けました。

ただ今回は、クリアを混ぜた事、シュッシュッと同じ吹き方で全面に吹き付けた事です。
場所によって異なった吹き付け方にならないようにしました。

そのせいで、少し最初よりメタリック片が目立った色になりました。
でも、クリアを吹き付けるとブルーが蘇ると思います。

クリアのかけ方も今度はちょっと工夫します。
ボディ塗装はこうして失敗しても、塗膜を薄くを心がけていると重ね塗りでぼってりせずに修復できるものなのです。
慎重にマスキングゾルを剥がしたデカール部分。

どうでしょうか?
デカールの厚さ分くらいは周りの塗膜が厚くなったので、ちょうどいいくらいのツライチ面になって好都合のような感じです。

クリアを吹き付けたらまったく違和感なく仕上がると思います。

思うだけで、これでクリア吹き付けて失敗したら今度こそはシンナー風呂か、新しいボディを購入ですね・・・。
内装の塗装を行います。

シートのスエード部分を艶消し黒に塗るためにマスキングします。

これが1時間はゆうに超える作業。
マスキングしながら感じたのですが、ここは最初に艶消し黒で塗っておいて、スエード部分をマスキングして半艶黒の方が楽でしたね。

こういうのも同じようなキットを作っていても作業工程がそれぞれ違っていておもしろいですね。
艶消し黒を吹き付けて、マスキングテープを剥がしたところ。

きれいにできました。

この後、コンソール部分のシルバーのためにまたマスキングですが、今日はここまでとします。