bB Z "X-Version"   <Part.2>


写真 説明
<20>2000年10月15日(日)
何か気分が乗らない状態でしたが、急がないとと思い、内側にマスキングテープを貼り、中塗り塗装を行いました。色は、実車純正色のカラーコード#202。まぁ、普通の黒ですのでMrカラーのスーパーブラックでもいいと思います。(^_^;)本当に気分がのらない時はうまくいかないもので、最初は塗料が薄すぎて、なかなか「黒」にならず、隅の部分はいつまでたっても下地が透けている始末。仕方なく、再度塗料の薄め具合を調整すると今度は濃い目。いつもなら、薄め具合なんてスティックでさっとすくえばバッチリわかるのですが、今日は駄目、今日は雨・・・
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それでもプロはそんなこといっておれない!(あんた、いつからプロやねん!)
これが、塗料が濃すぎて柚子肌になってしまった表面。
でも、このくらいしっかり修正するもんね。幸いにも今回はメタリックじゃなかったし、軽いもんだ。(とショックを隠して粋がっていますが)
こうなった時は、どう切りぬけるかも参考になるでしょう。(なるかな、なるかも、なればいいなぁ・・)

(ここまでの製作時間:10.5Hr+1.0Hr=11.5Hr)

さて、そろそろページをかえましょう。次回からはpart.3です。
<22>2000年10月24日(火)、2000年10月25日(水)
とにかく柚子肌になった塗装面は平滑にしないといけません。通常ならばクリアを吹いてからクリア層でのペーパーによる研ぎ出しをするんですが、今回は側面にデカールを貼るので、クリアが厚くなることを嫌ってこの段階ではブラック塗装そのものにペーパーをかけることにします。いつもはクリア層なので白い粉しか出ませんが、今回は真っ黒になっての研ぎ出しです。カドは力加減をやさしくして、下地がでないように磨きあげます。
左の写真がペーパをかけた状態です。二度とクリア層以外での研ぎ出しなんてしたくありません。このあとはコンパウンドだと塗装をいためるので、かるくクリアをかけてでツヤを出します。(これはメタリックだとできません。ソリッドカラーでよかった・・・)
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クリアをかけると今までの柚子肌は消え、クリアのかかったツヤのあるボディとして蘇ります。しかし、デカールを貼る部分はクリア吹き付けのままだと凹凸があるので密着性が悪くなりますので、デカールを貼る部分だけクリア層の研ぎ出しを行います。その後、コンパウンドをかけると左のような状態になります。しっとりとした塗装面となりました。ここに、炎のデカール(正式にはストライプテープ・タイプ1)を貼ります。なお、デカールを貼ったあとクリアをもう一度吹きつけるので、残ったコンパウンドはしっかり落としておきます。(ああ、余計な手間がかかってしまった。(-_-;))
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デカールを貼ります。貼る前に、ドアノブとサイドマーカーランプの部分は切り抜いておきます。
さて、貼ってみると赤の部分は下の色の隠蔽が弱く茶色っぽくなってしまいました。このデカールはボディ色が白の方が映えますね。また、このデカール貼りやすいのはいいのですが、糊が結構出ます。貼った後、水で濡らした綿棒でしっかり吹きとっておきます。他にリアナンバー、リアエンブレムもデカールを貼っておきます。これで数日完全に乾燥させたあと、クリアを吹きつけます。

(ここまでの製作時間:11.5Hr+4.0Hr=15.5Hr)
<25>2000年10月27日(金)
一番地道な作業、パーツのパーティングライン消し。

(ここまでの製作時間:15.5Hr+2.0Hr=17.5Hr)

2000年10月30日(月)
パーツのパーティングライン消しがようやく終わりました。ここが一番かったる〜い。

(ここまでの製作時間:17.5Hr+1.0Hr=18.5Hr)

2000年10月31日(火)
ようやく塗装。まず内装パーツに対してMrカラー#40をつや消しにして吹付けます。
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ボディのデカールが完全に乾燥しましたので、クリア(Mrカラー#155)を吹付けます。タミヤのデカールはクリアに侵される話をよく聞きますが、完全にノリをふき取り乾燥させれば、大丈夫のようです。ここで気づいたのですが、フロントグリルはボディ同色ですので、取りつけてしまってもよかったですね。あとで同じ色に塗ってクリアをかけるとなると二度手間です。また、ドアの窓枠部も半ツヤと思いこんでクリアをよく吹き付けなかったので、ここも再度クリア吹きをまた行なう必要があります。最初に組むときは、こういう回り道がけっこうあります。(そのためにも思い込みはダメなのですが、急いでいるとついついこういう事になってしまいます。(^_^;))

(ここまでの製作時間:18.5Hr+1.5Hr=20.0Hr)
<27>2000年11月1日(水)
室内から先に仕上げようと思っていたのですが、室内の色が一部わからないので実車で確認することにし、今日はシャシー部品の塗装と組み立てを行ないます。各パーツはセミグロスブラック、あるいはシルバーで吹き付け塗装し、シャシーにモールドされている部分で塗り分けが必要なところを筆で塗り分けます。エンジン下部はフラットアルミ(タミヤエナメルXF-16)、排気管はシルバー(Mrカラー#8)で塗ります。排気管は下地と同じMrカラーなので失敗しないように慎重に色を塗ります。排気管をMrカラーで塗るのはあとで排気管の焼け具合を出すためにエナメルのクリアーオレンジをさすためです。クリアーオレンジを塗る前の段階まで来ました。

(ここまでの製作時間:20.0Hr+2.5Hr=22.5Hr)
<28>2000年11月2日(木)
シルバーに塗った排気管にエナメルのクリアオレンジを入れ、足回りの組み立てを行ないました。このキットは前輪も後輪もシャフトで保持されるので、前輪はステアリングがきれません。純正のアルミホイールはそのままではメッキのキラキラ感が実車とは異なるので、後日かるくシルバーを吹き付けてあります。
左図は足回り完成の状況です。

(ここまでの製作時間:22.5Hr+0.5Hr=23.0Hr)
<29>2000年11月4日(土)
内装の塗装を行ないます。すでにMrカラー#40つや消しを吹き付けてあったパーツでつや消しのまま残す部分をマスキングします。ちょうど実車で布地になる部分です。残った部分は樹脂材料なので半ツヤで塗ります。おなじ#40で半ツヤを塗ろうと思ったのですが、もう少し暗いめの色の方がと思い、Mrカラー#116にしました。
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Mrカラー#116を吹き付けて、マスキングをとると左のような感じになります。#116は#40とあまり色目がかわらず、思った程差がでませんでした。#116に少し黒を加えた方がよかったかもしれません。シートはシートベルトのキャッチャーに赤をいれたあとシートバックを取り付けておきます。インパネはデカールを貼りつけ、細部にエナメルのセミグロスブラックでタッチアップします。ついでにアルミホイールのデカールも同時に貼っておきます。内装部品取り付けの準備として、フロアにカーペットシールを貼りつけておきます。なお、インパネ、アルミホイールのデカールは結構小さいので、無くしたり失敗しないようにくれぐれも注意しながら進めて下さい。Warachanは虫めがね(写真参照)片手に作業をしました。

(ここまでの製作時間:23.0Hr+4.0Hr=27.0Hr)
<31>2000年11月5日(日)
内装のバックドア部分はボディ色で塗る部分があるので、その塗装を行ないます。(写真ではよく見えませんが、上部が黒になっているのがわかります)
なお、この時に塗装し忘れていたフロントグリルもボディ色で塗装をしておきます。内装を組み立てましたところが左の写真です。せっかく塗り分けたシートの布地の部分とビニールの部分ですが、よくわかりませんね。自己満足で終わってしまいました。(よく見りゃわかるんだけどねぇ。(^_^;))

(ここまでの製作時間:27.0Hr+1.0Hr=28.0Hr)
<32>2000年11月7日(火)
やっとボディの研ぎ出し作業にはいります。時間がかかって大変な作業ですが、Warachanにとっては一番楽しい作業です。この工程でつるつるの輝くボディが出来あがるわけですから。今日は3時間かけて、ボディ全体を#2000のフィニッシングペーパーで丹念に磨きあげました。ツヤは無くなりますが、スベスベです。(左の写真)何度も言っていますが、ペーパーは事前に小さく切っておいて、こまめに取り替えて作業をします。小さくするのは、こまめに新しいものを使うためと、余計なところにペーパーが当たらないようにするためです。そして、ペーパーのかけ方は決して指の先で押しつけてかけない事です。かるくペーパーをつまんでエッジの部分をそらせてその接する部分で塗装をこするようにかけるのがコツです。そうすることで下地を出したりの危険がなくなります。特にbBのルーフはそういうやり方をした方が無難です。

(ここまでの製作時間:28.0Hr+3.0Hr=31.0Hr)
<33>2000年11月8日(水)、2000年11月9日(木)
いや〜、楽しいとは言えブラックは大変。根気良くコンパウンドをかけ続けます。ルーフのリブ、凸凹の多い前後バンパー、もう〜コンパウンドかけにく〜い。しかも、しかも!、ルーフのリブの部分を一生懸命かけている時に、いやな「ピシッ!」という音、屋根を押さえすぎてリアウインドウの上が割れて裂けてしまいました。といあえず、接着剤を流して乾かし、ペーパーで整え目立たないようにはしましたが、良く見るとわかってしまいます。クルマの形状がわるいのか、キットが悪いのか、ほんに苦労するキットです。とりあえず、写真の如くまではきました。

(ここまでの製作時間:31.0Hr+5.0Hr=36.0Hr)
<34>2000年11月10日(金)、2000年11月12日(日)
右フェンダーの白い点(多分サーフェサー部が盛りあがっていて研ぎ出しで出てきた)、リアウインドウ上部のワレの補修を実施。再度下地を整えて部分的にブラック塗装とクリア塗装を実施し、その部分をもう一度研ぎ出し。塗料がとんだまわりももう一度研磨を実施。いやぁ〜、自分の失敗もあるけど、無駄なことしてるぅ〜。これでようやく研ぎ出し完了なので、ボディの窓枠、ウインドウの黒プリントを半艶黒に塗装するためにマスキングを実施。ボディは、フロントウインドウまわりと、サイドウインドウの下の部分と、リアドアの縦のサッシのみです。説明書にはドア枠すべて塗るように書かれていますが間違っていると思います。同時にドアミラーの保持部分も半艶黒にするためにマスキングします。
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マスキングが終わったら、Mrカラー#92のセミグロスブラックを吹きつけます。これが終わるとボディは今まで貼ったままにしていた内側のマスキングもあわせてすべてのマスキングテープをはがします。写真はウインドウの塗装後です。タミヤの最近のキットにはウインドウ用のマスキングテープが入っていますので楽です。リアウインドウは、マスキングをはがしたのちに、再度外側のみマスキングして、内側からMrカラー#101を吹きつけます。少し濃くて透明感がなくなってしまったけど、スモークなので気にしない、気にしない。これで、塗装はあとはテールライトレンズを残すのみ。いよいよ完成間近。明日にはできそうかな?仕事が遅くならなければ・・・

(ここまでの製作時間:36.0Hr+6.5Hr=42.5Hr)
<36>2000年11月13日(月)、2000年11月14日(火)、
2000年11月15日(水)

テールライトの塗装、ウインドウガラス、ミラー、ワイパー、ライト等の組み付けを行ない車体は完成です。
あとはいつものように展示台とネームプレートの作成をおこない、ワックスをかけて取りつければ作品として完成です。いろいろ苦労した部分もありましたが、こうして出来あがると、いつものようににやにやしながら眺めまわしています。あぁ〜、この気分が忘れられないからまた次をつくろうと思うんですよね〜。
さて、次は何をつくることになるやら。腕や作品のレベルはあがらないけど、しっかり数だけは増えて行きます。
お付き合いありがとうございました。参考になれば嬉しいです。

(ここまでの製作時間:42.5Hr+7.5Hr=50.0Hr)